地理情報システム（GIS）活用による環境解析

摘要

以上のように，位置情報と属性情報がリンクして解析できるというGISのメリットは計り知れないものがある。 現状ではまだまだ使いにくい面もあるが，日進月歩の勢いで変化しつつある。とくにインターネットホームページ閲覧ソフト（Internet Explorer, Netscape等）で利用できるWeb GISの普及は目覚ましいものがある。 また，最近ではベースとなる地図の三次元表現も身近になってきている。 何と言っても利用者が急増しているため，そこからのフィードバックも多く，ますます活性化していくものと思われる。 実際，次第にGISという言葉自体が特殊なものではなくなり，解析結果の表現手法としてもごく普通に使われつつある。 また，国土交通省，環境省等国のほうで各種GISデータを提供していくという動きもあり，環境情報分野での利用はこれから大いに伸びていくであろう。少なくともわれわれは一層努力して，さらなる技術向上に邁進する所存である。