結果量調節事例紹介（コールマン）－樹の状態に合わせた結果量調節－

摘要

グロー、コールマンは，ブドウ類の少ない年末，年始の時期に出荷できるため，かつては重宝な扱いをされてきたものの，輸入果実の増大，国産果実の多品目化，甘い果物を求める消費し好の変化などにより，販売面で苦戦しています。競合品目が増えているだけにコールマンの品質，ことに食味の向上をはかることば緊急かつ重要な課題になっています。 ここに紹介する板野泉さんは，岡山市園芸振興協議会主催の「温室ブドウ共進会コールマンの部門」において，昭和61年より上位入賞が続き，平成2年から3年間，トップ入賞をしています（図1）。