今年の果樹栽培:ポイントはここ!!～モモ～

摘要

昨年，モモの新梢は遅伸び傾向にあり,初冬にかけてかなり暖かかったため,落葉も遅れた。 そのため結果枝の充実が遅れているのでほないかと懸念されている。せん定をおこなってみると，枝が極端に柔らかいわけではなく,充実が非常に悪いとは言えない。 しかし，新柄伸長停止が遅かったためか，新梢先端部付近で花芽も葉芽もない，いわゆるトンボ枝が多い。 本年とのような生育になるのか予測しきれないが。 発芽以降の生育を，より注意深く観察する必要があると思われる。 予想きれる生育と,ポイントになる時期でそれぞれの対処について述べたい。