二枚貝による多環芳香族化合物の蓄積特性

摘要

平成9年から13年の予定で「指標生物による有害物質海洋汚染の監視手法の高度化」（環境庁一括討上、国立公害防止等試験研究）が，北水研，瀬戸内海水研，遠洋水軌養殖軌愛媛大学のグループで行われている。 この課題の目的は，有害物質による海洋汚染を監視するために，ムラサキイガイやいか類によるマッセルウォッチ（GoldbeIg 1975），スクイッドウォッチなど従来の生物を用いた方法を多様化し，沿岸から沖合い域の海洋汚染監視にも適用できる生物モニタリング手法を確立することである。 本課題の中で遠洋水研は多環芳香族化合物（PAHs；Polycyclic AIOmatic HydIOCarbon）に関する2小課題を担当している。 本稿では二枚貝を用いた研究の成果を紹介する。