栽培イネOryza sativa2亜種と野生イネOryza rufipogon 3 アクセッシヨンにおける進化的 関係

摘要

栽培イネOryza sativaがその最も近 縁な野生種Oryza rufipogonから分岐した過程 は多系統であることが知られており、O. sativa の2亜種であるjaponicaとindicaはそれぞれ の分岐の結果として生じた亜種と考えられて いる。しかしその詳細な過程やひrufipogon の遺伝的多様性はいまだ詳らかにされていな い。この過程における新たな知見を求めて、 O. rufipogonの3ァクセッションとO. sativaの 2亜種から高速シ一ケンシング技術により大 量のゲノムショートリードを得、リファレン スゲノムへのマッピングにより各系統の変異 を検出し、これらのゲノム復元と相互の比較 解析の結果からO. rufipogonとO. sativaの系 統開係、O. rufipogonの多様性の程度、ハプ口 タィプと既知の栽培化関連遺伝子との関係な どを検出 - 推定することを目的とした。