女子大生のライフスタイル，身体状況，QOLと骨密度に関する検討

摘要

高齢化社会を迎え，我が国では骨租燃症に苦しむ高齢者が年々増加の一途にある。 骨租髭症は病院，福祉の場あるいは在宅いずれにおいても深刻な問題で，とくに大腿骨頚部骨折などは，「長期の寝たきり状態」に陥る可能性も高く，生活の質（quality oflife；QOL）を著しく低下させる。 これまで骨租産症の予防は，主に加齢に伴う骨董減少を最小限に抑えることを目標に進められてきたが，獲得最大骨量が低い状態の中で中高年期を迎えてからの予防には限界があるとの観点から，近年では成長期の骨量に着目し，最大骨董を増加させる方向に移りつつある。 すなわち最大骨量が大きいほど，将来的に骨租馨症を発症する頻度が小さくなることが報告されている。