ネルギー活用型酪農経営の普及に向けて

摘要

栃木県では、平成17年度に策定した「栃木県バイオマス総合利活用マスタープラン」に基づき、循環型社会の形成を目指し、バイオマスの積極的活用を推進しています。 　 また、本県は生乳生産量全国第2位の酪農県であり、これまでもバイオマス資源である家畜ふん尿を堆肥などにして有効活用する「資源循環型酪農経営」を進めてきました。 　 今後、さらに進んだ取り組みとして、家畜ふん尿や食品残さをエネルギーとして活用し、環境への負荷を軽減し地球温暖化防止にも貢献できる新しい「バイオガスエネルギー活用型酪農経営」の普及を図るため、バイオガスプラントを酪農試験場に整備し、今年4月から実証試験を開始しました。 　 そこで、バイオガスプラントの概要および実証試験計画について紹介いたします。