北海道大学畜産資源開発講

摘要

この10年間に北海道大学農学部は大きな変革を体験した。 1992年に学部改組があり、私達の所属する学科も改組され、4講座から5講座編成へと拡充されると共に、学科名称も1907年以来の畜産学科から畜産科学科へと変更された。また、講座名称もそれぞれ変更され、私達の講座も長年慣れ親しんできた“皮革製道学講座”から“副生物利用学講座”となった。 1999年には大学院が重点化され、この過程で従来の小講座から大講座制への大転換が図られ、副生物利用学講座は畜産資源開発学講座の一分野と位置づけられた。 上記のような大学改革を経た今、北海道大学における皮革研究の歴史を振り返りながら紹介する。