エコフィードを活用した養豚生産現場と消費者との交流会

摘要

昨年11月28日、（社）千葉県畜産協会主催の消費者との交流会が開催された。千葉県は全国3位の養豚生産県であり、かつ、人口600万人の大消費県でもある。このため、県民に県内の養豚生産の実情を理解してもらうための催しであるが、今回は、最近取り組み始めた未利用食品などの未利用資源（ェコフィード）を活用した養豚生産現場の見学会となった。　今回の参加者は下総北部地区の松戸市、鎌ヶ谷市、柏市、我孫子市の4市の消費者30余名で、バスでの見学会となったので、私も「NPO法人いきいき畜産ちばサポートセンター」※のメンバーとして同行させてもらったので報告したい。　見学先は旭市にある（有）ブライトピック（代表取締役志澤勝）のエコフィード飼料化工場と養豚農場。エコフィード飼料化工場は食品の製造柏などのはか、製造、流通、消費の各段階で未利用のまま廃棄される食材や食品を養豚の飼料に加工して養豚農場に供給している。材料となるのは、売れ残り食品の弁当、おにぎり、グラタンなどはもちろん、菓子類から未利用原料まで含めて膨大な種類と量で、これらが毎日100tの液状飼料として養豚場に供給されている。