パナマのコクレ.ジャノス平原地帯における窒素肥料源の 相異がイネ科牧草ブラキアリアおよびマメ科野草の生産性. 養分吸収に及ぼす影響（その1)

摘要

本稿から，新シリーズとして，パナマ'コクレジャ ノス平原地帯において新規牧草生産研究に携わった内容について報告していく。この仕事は，筆者は2007 年2009年，シニア海外ボランティア（SV)として， Code県にあるパナマ農牧研究所（Instituto de Investigacion Agropecuana de Panama ： IDIAP)のEl Coco支所に赴任したときに実施した仕事の一つであ る（図1)。カウンターパートはIng.MSc.Esteban Arosemenaであり，同氏とともに計画'立案後，筆者 による改良も含め，その研究に協力した。かって，同氏とは，Veraguas県にあるCalabacito実 験圃場を中心に，ブラキアリアにBrachiaria humidicola) とァラキスUmchis pintoi)の間混作雜咅試験にも関与 してきた。このCalabacito地区の他，筆者は同氏らと ともに，Gualaca畜産試験場，以前，2002年当時もE1 Coco支所を訪問したことがあり，Calabacito地区の比 較材料の一つとして，ァラキスに関する仕事にも若干 携わってきた。それゆえ，ブラキアリアゃァラキスに ついては，ほぼパナマ全域に近い状態で，赤色酸性. 劣悪土壌地帯で多くの学習.経験を積むことができた ということである。