日本ウズラの栄養と飼料（2）

摘要

Miller（1967）は，成長中のウズラにCaが0．44から2．30％まで，そして全Pが0．59から1．18％までの全植物性蛋白質基礎飼料を給与した。 この基礎飼料そのものには，もともとCaが0．44％，そして全Pが0．59％（有効P0．18％）含まれており，満足な増体量が得られ，そして骨灰分含量も何ら担われることはなかった。 Ca対Pの比率が0．7から1．1までの問にあるときは2またはそれ以上の場合と比べて羽毛の着生はよかった。しかしながら，ConsuegraとAnderson（1967）の実験によれば，2週齢時におけるCaの要求量は0．8％以下，有効Pは0．3％以下であり，4週齢時におけるCaの要求量は0．48％以下そして有効Pは0．3％以下であった。