マグロ類稚魚の採集

摘要

平成10年5月6日から10日間，鹿児島大学の松岡先生のご厚意により敬夫丸によるマグロ延縄実習に同乗する磯会を得たのでここに報告する。私の乗船目的は，私の研究テーマであるマグロ類の初期成長の研究に供するため，延縄で漁獲された魚の胃内容物と稚魚ネットの採集物からマグロ類の椎魚を入手することである。 今回の実習は4年生が対象で男子ザ7名，女子も7名が乗船した。 その他院生が2名，専攻称の学生が7名同乗していた。 指導教官は松岡先生1人である。 5月6日，鹿児島県の谷山港から小雨の中，10時に出港した。 敬夫丸は860トンと大きく，石垣支所の調査船「やえやま（4．9トン）」に乗り慣れている身にとってはホテルのようであった。