飼料，肥料原料となる肉骨粉類等の製造方法と利用（1）

摘要

平成13（2001）年9月のわが国初の伝達性の牛海綿状脳症（以下「BSE」という。 Transimissible，Bovine Spongiform Encepharopathies）の発生を契機として，消費者の食品の安全の対する関心が高まった。 飼料，肥料は農畜産業の最も基礎的な生産資材である。 そのリスク管理に万全を期することが農畜産物の安全性を確保する上で重要であることはいうまでもない。 BSEについては，牛用の飼料に異常プリオンが混入したことがその原因と考えられることから，わが国の関係法今の改正を行うと共に，これらを担保するために独立行政法人肥飼料検査所が飼料製造業者等への立ち入り検査を行ってきたところである。