「トア杜Mori」功技術と時徴

摘要

近年の環境問題に対する市場の目は厳しいものになってきている。 また有機溶剤をはじめとする原料の高騰は塗料製造会社にとって非常に苦慮しているのが現状である。 従ってVOCを減らし水系塗料へ移行することは原料高騰に対抗するひとつの手段であると考えられる。 またVOC削減は国際的な流れになっていることからも製品設計に携わる者としては溶剤形塗料に替わる製品の設計が必須となる。 今回，従来の水系エマルション塗料では表現できなかった，弱溶剤形2液ウレタン樹脂塗料とはば同等の仕上がりを示し，物性面においても遜色のない製品を開発したので報告する。