「シャルソホルスト」級

摘要

第1次大戦の敗戦によって軍備を著しく制限されたドイツは，1935年6月の英独海軍協定の締結を機に，軍備拡張に乗り出した。シャルンホルスト級戦艦2隻の建造は，その最初の目玉である。フランス海軍の中型高速戦艦ダンケルクDunkerque級2隻に対抗して建造されたもので，帝政ドィッ海軍の未成巡洋戦艦マッケンゼンMackensen級をタイプシップとしている。公称排水量は26,000トンだが，実際にはそれをかなり上回ってぉリ，常備排水量で34,841トンあった。就役時期を早めるため，主砲は装甲艦（ポケット戦艦）で実績のある28センチ（実径28.3センチ）3連装砲としたが，まったく同じ砲ではなく，砲身長が若干長い改良砲であった。以下12葉の写真を用いて，本級の進水から第2次大戦前期に至る姿を御覧に入れよう。