海洋観測艦「にちなん」　AGS NICHINAN

摘要

海上自衛隊海洋観測艦第1号"あかし"（平成11年除籍）の代艦で，平成8年度に計画された。"ふたみ"型と同様バウ•シーブを備え，艦内には音響観測装»をはじめとする各種観測機器とデータの統合処理装置，ケーブル•タンク2基を有する。またキャビン付きの11メートル観測作業艇や無人潜水装置（ROV）も搭載している。主機は放射雑音の低いディーゼル•エレクトリックだが，これは海上自衛隊の海洋観測艦としては初めてである。統合電気推進艦で，主電動機には交流電動機を採用している。運動性向上のため前部に2基，後部に1基サイド•スラスターを有し，艦首はバルバス•バウである。