海洋観測艦「しょうなん」　AGS SHONAN

摘要

"ふたみ"型（後掲）1番艦の代艦で，平成19年度計画により建造された。次掲の"にちなん"がタイプシップだが，建造費の大幅圧縮により，装備が相当に簡易化されている。"ふたみ"型や"にちなん"の外観上の大きな特徴である艦首のシーブやガントリー•クレーンが廃止され，艦上，艦内の構造や配置が大きく変わった。基準排水量や船体寸法は"にちなん"よりも若干小振りで速力も低いが，統合電気推進を採用し，推進器を全周旋回可能なポッド式アジマス•プロペラとしたため，舵は不要となった。なお計画当初に予定されていた統合艦橋システム（IBS）は，スペック•ダウンのため導入が見送られている。