木質バイオマスの熱利用地域の資源•人材を活かすESCO型事業

摘要

去る3月12日、日本木質バイオマスエネルギー協会(JWBA)主催による、WEBシンポジウムが開催された。本シンポジウムは環境省が行った「令和2年度地域における木質バイオマス熱利用に関する調査·検討委託業務」の一貫として実施したもので、「地域主導による木質バイオマス熱利用の可能性」をテ—マに、環境省、林野庁をはじめ地方自治体、民間の熱利用関係者による講演と、パネルディスカツシヨンが行われた。木質バイオマス熱利用事業は、地域循環共生圏の創出に貢献すると期待される一方で、なかなか横展開が進まず、今後の導入拡大に向けた課題も多い。そうした中で今、注目されるのが地域の森林資源と地域人材による「ESCO型事業」である。