木材利用の拡大に向けた人材育成の必要性

摘要

このたびは，ご挨拶の機会をいただき，心から御礼申し上げます。お陰様で，昭和30年(1955年)に創立された(一社)日本木材学会も，昨年，無事に還暦を迎えました。その間，諸先輩を始め，中堅や若手に至るまで，多くの学会員が鋭意努力を積み重ねてきた結果として，我が国の木材学分野での学術研究については国際的にも高く評価されるに至ったかと存じております。また，その中で，当学会も少なからず大きな役割を果たして来たかと思っております。