改質アスファルトシート防水常温粘着工法の露出絶縁仕様について教えてください

摘要

A国土交通省『建築工事標準仕様書』（以下，標仕）および『建築改修工事標準仕様書』（以下，改修標仕）では，AS-J1，AS-J3，ASI-J1が露出絶縁仕様（表1)として挙げられています。露出絶縁仕様は，防水層が建物の最外殻に設置される工法であるため，表層には露出単層用または露出複層用の改質アスファルトルーフイングシート（常温粘着工法）に保護塗料を塗布したものを.外から目にすることができる仕上がりとしています。国立研究開発法人建築研究所が提示する標準耐用年数（RSL:リファレンスサービスライフ）は，15年に設定されており，保護防水（RSL=20年）よりも過酷な環境にさらされる事情も反映されています。