水質の調査から皇居外苑濠の景観を考える

摘要

これまで世界の都市を歩き，先人たちが水道施rn設にも景観を配慮して造ってきたことに驚いていrnる。浄水場のパンフレット，そして水道施設にrn「景観」との言葉があり，水道が市民にとっていrnかに重要であったかを示すイタリア南部バーリ市rnの水道組合本館の芸術品，建物で表現したチェコrnの首都プラハ市の浄水場，近辺の景観を壊さないrnように造られたボン・デュ・ガール水道橋遺跡のrn自動車道路，新しくはフランスのリヨン市の広場rnを噴水にしたテロー公園など枚挙にいとまがないrnほどである。いくつかの写真は，拙著『世界の水rn道』で掲載したが，写真を整理しながら，建築のrn目で観察してこなかった点が残念でならない。