空調大手が水道施設利用の発電会社設立

摘要

ダイキン工業(株)は，マイクロ水力発電システムによる発電事業を行なう子会社·(株))DK-Power(ディーケーパワー)を6月7日に設立した。同社が開発したマイクロ水力発電システムは，水道施設の水道管に接続することで未利用であった水力エネルギーから電気を創り出すもので，既存の施設に設置するため大規模な施設を新たにつくる必要がなく，各地の水道施設に普及する可能性があるとしている。すでに導入しているのは，砺波広域圏事務組合水道事業所，相馬地方広域水道企業団，神戸市，砺波市に加え，今後，長岡京市の水道施設への導入も検討されている。同社では，2020年に年間発電量で一般家庭23,300軒分に相当する84,000MWhの発電を目指している。