飲料水中のハロゲン化フラノンの存在実慴（米国）

摘要

ハロゲン化フラノンは、天然有機物（NOM） と臭素や塩素との反応によって生成される非常に 変異原性が強い化合物である。それらの中でMX （3-クロロ-4-ジクロロメチル-5-ヒドロ キシ-2（5H）-フラノン）とMX類縁物質は、 塩素処理された飲料水における変異原性の11～71 %に相当し、0.1～90ng/Lの濃度範囲でフィンラ ンド、英国、オーストラリア、カナダ、スペイン、 中国、日本の飲料水から、ロシアでは平均160ng/ Lで飲料水から検出されている。