米国水道事業にみる国際事例を活かしたアセットマネジメント

摘要

調査報告書「2012年米国水道業界の戦略的な方向性」では、インフラの老朽化が上下水道事業における最も差し迫った問題と述べられている。この調査から、4分の3に近い水道事業体が既存資産の更生や更新に掛かる費用は財政の健全性に大きな影響を与えると考えていることが分かった。さらに、ハリケーン「カトリーナ」や暴風雨「サンディ」などの気象災害に対する重要なインフラの強靭さの必要性や気候変化の影響に対応する戦略的なアセットマネジメントの必要性が明らかとなつた。