配水システムにおける放射性物質の蓄積

摘要

浄水中の微量汚染物質は、配水システム中に蓄積することが報告されており、水中への再溶出による人体への曝露の懸念がある。だが、配水システム中の放射性核種に関する知見は乏しい。わずかに存在するラジウム226に関する過去の知見では、アイオワ州において管内堆積物及び消火栓排水中固形物10試料中のラジウム226が13-66pCi/gであったという知見、給水栓の水試料においては0.4-12.9pCi/Lであったという知見、管内堆積物及び消火栓排水中固形物58試料中のラジウム226濃度の中央値が9.1pCi/gであったという知見がある。