創発設計システムの構築に向けた大規模設計対象への事例適用

摘要

設計過程は，一般に上流過程と下流過程に大別されrnる．前者の上流過程においては，概念設計や基本設計rnが行われる．概念設計ではどのような人工物を設計すrnるかという設計対象のコンセプトを決定し，基本設計rnでは概念設計で決定したコンセプトを実現するためのrn大まかな形状や構造の決定を行う．この上流過程におrnいては，設計目標や条件が不明確であるため，大域的rnな解探索により多様な設計解候補を導出する．後者のrn下流過程においては詳細設計が行われる．詳細設計でrnは，基本設計で決定した形状・構造をもとに加工や組rnみ立て等を考慮し，最終的な設計解を導出する．