民間の知恵を活かした 地域鉄道再生の取組•第二幕

摘要

京都府北部から兵庫県北部を結ぶ北近畿タンゴ鉄道は旧国鉄建設線と国鉄からの転換路線を弓Iき継いで第三セクタ一として運営されてきたが，開業から30年を経て年々赤字額が増加し，存廃も含めた公費負担の在り方を抜本的に見直す必要に迫られ，4年間に及ぶ上下分離の議論を経て， 2015 (平成27)年4月に京都丹後鉄道（以下，丹鉄という）としてWILLER TRAINS株式会社による運行が開始された。