「医学•栄養学との連携による日本食の評価」研究『世界の健康に貢献する日本食の科学的•多面的検証』

摘要

世界の各地には、人々の生活やその土地の産物に根差した固有の食事があります。これらの食事はその土地の人々の健康と切っても切れない関係があります。近年の科学技術の発達により世界の各地の実質的な距離が縮まり、各地の食材ゃ食習慣が身近になりました。日本においても1970年代以降、欧米から肉類、牛乳•乳製品が取り入れられ、このことが日本人の栄養状態の改善に貢献したと指摘されますが、一方で生活習慣病の増加など新たな栄養問題の一因ともなりました。