道をつなぐ♡人をつなぐ山口街道巡りツアー

摘要

2015年のNHK大河ドラマ「花燃ゆ」。主人公は松下村塾を開いた吉田松陰の末妹で，長州第一の秀才久坂玄瑞に嫁いだ，杉文。物語は幕末から明治維新にかけての激動の時代を描く。その新しい時代の夜明けを懸命に生きた長州の志士たちが足繁く通った道，「萩往還」。「この萩往還を，維新の志士たちは駆けぬけていったんだね」と，街道を歩きながらある人が眩き，「吉田松陰はこの街道で『もう二度と萩の町を見ることはできない』と涙したんだ」。もう一人がそれに応える。人の生きるところに道がある。今では「道路」と総称される道は，古来，「通り」，「往来」，「往還」，「街道」等と呼ばれてきた。それぞれの時代に，人々が行き交い，まちとまちをつないできた道。歴史に思いを馳せるとき，街道には夢とロマンが溢れている。