Single and Multiobjective Design Optimization of a Fast Multihull Ship: numerical and experimental results

摘要

本論文は，米国海事研究局（ONR）補助による国際共同研究事業「高速船型設計を目的としたCFD援用大域的最適化手法の開発」の研究成果に関するものである。本研究では，図1に示すHSSL－Bカタマラン船型（high－speed sealift re－search model B）を母船型とした単目的および多目的最適化（抵抗値ならびに耐航性指標関数の同時最小化）を実施した。本母船型の特徴は，比較的狭い複胴間幅とその結果生じる境界層の三次元剥離等が見られることであり，そのような洗場と流体力の正確な予測のためには，非定常レイノルズ平均ナビエストークス方程式法等のHigh FidelityCFDを使用する必要がある。