あしたの造船業を担う造船女子: 船殻工作部組立2課松田彩芳あやかさん，久米蓮れんさん

摘要

大島造船所(長崎県西海市)は,将来の人材不足を解消するためには女性の現場での活躍が不可欠と考え，1999年から毎年5人の女性技能職採用を目標に揭げ，採用活動を展開してきました。造船業の，男社会のイメージや，3K(きつい，汚い，危険）と呼ばれるイメージを払拭すべく，職場環境の改善や女性専用社宅など生活環境の整備に努めた結果，2018年4月1日現在，工作部門の技能職社員895人のうち，女性は44人と約5%を占め，さらに溶接職に絞ると，104人中11人が女性で10%を上回っています。2009年には，女性の積極的活用が認められ，長崎労働局の均等·両立推進企業表彰で，長崎労働局長優良賞を受賞しました。