平均寿命の地域差の変化について

摘要

死亡水準を的確に示す平均寿命は、日本では第二次世界大戦後著しく延び、1980年頃から世界でもトップ水準を維持している。同時に、国内の平均寿命の地域差は、平均寿命が高くなるとともに縮小しつつある。例えば、1950（昭和25）年都道府県別では、男子の場合、最も高い県と最も低い県では6年以上の開きがあったが、2005（平成17）年には3年に縮まっている。