下水道事業初のエネルギー基本計画「スマートプラン2014」の進行と今後の取組み

摘要

「スマートプラン2014」では、これまで培ってきた維持管理のノウハウや、これから導入する技術開発の先駆的な取組みを余すところなく盛り込み、具体的なスケジュールも示している。地球環境の保全に貢献するとともに、いかなる場合でも下水道機能を維持し、下水道サービスを安定的かつ持続的に提供していくために、プランの取組みを着実に推進していく。推進にあたっては、関係各署と連携した体制を整え、執行管理および再生可能エネルギー等の数値管理を進めるとともに、取組みの効果検証を行い、PDCAサイクルを回すことで目標達成を目指していく。また、現在進められている流総指針の改訂においても、下水処理水質は、エネルギー消費量を踏まえた設定が必要になると見込まれている。こうした下水道上位計画でもエネルギー消費量を考慮してきており、下水道管理者としても適切に対応し、エネルギーの最適化を進めていくことで、持続可能な下水道を構築していく。