長島铸物におけるマンホールふた製造のスマート化

摘要

マンホールカードの人気沸騰により、マンホールふたが脚光を浴びている。それとともに、人気のデザインマンホールを中心に、マンホールふたの超多品種変量生産が進展している。その一方で、安心安全の役割を担うマンホールふたの高機能化や老朽化対策が大きな課題となっている。1945年に琦玉県川口市で創業し、上下水道の歴史とともに歩hできたマンホールふたメーカーの長島铸物㈱（長島博髙代表取締役社長、埼玉県川口市仲町2-19)は、こうしたニーズへの対応ゃ課題の克服等を狙いとして製造ラインの効率化（業務改善）に取り組hできた。とりわけ平成27年12月に実施したIT/IoTを活用した生産管理システムの導入は、昨今の多様化するニーズへの対応や生産能力·品質管理の向上等に大きく貢献している。本報では、平成28年11月に埼玉県「彩の国工場」に指定された同社の久喜事業所（長島俊輔取締役所長、久喜市八甫2-34）におけるIT/IoTを活用したスマート化について紹介する。