下水道の魅せる化にもつなげる宗像市の消化ガス発電

摘要

宗像市は北九州市と福岡巿の両政令指定都市の中間に位置し、北を除く3方向を山に囲まれ、玄界灘に大島、地島、沖ノ島、勝島を有している（図-1）。平成15年に旧宗像市と旧玄海町が、また平成17年には旧大島村と合併して新しい宗像市が誕生した。合併により、二大都市のべッドタウンとして発展してきた旧宗像市と豊かな自然環境を有する旧玄海町·旧大島村が融合し、地域資源がさらに充実してより多様性のある活気と魅力あふれるまちとなった。また、平成29年7月には、「神宿る島」宗像·沖ノ島と関連遺産群がユネスコ世界遺産に登録された（写真-1）。人口は微増しており、平成30年3月末で約9.7万人である。