原因となる遺伝子変異を発見 クッシング症候群 東大京大 診断·治療に成果の活用期待

摘要

東京大学大学院医学系研究科の本間之夫教授、京都大学大学院医学研究科の小川誠司教授、佐藤悠佑特定助教らの研究グループは、クッシング症候群の原因となる遺伝子変異を突き止めた。5月23日付のサイエンスに掲載された。クッシング症候群は、副腎からのステロイドホルモン(コルチゾール)の過剰分泌により、高血圧や糖尿病、肥満など様々な症状が出る。年間100万人当たり2～3人が発症し、患者の多くは20～40歳代の女性だ。