12年度 国立大の業務実績を評価 90法人が目標に沿って計画的に進捗 評価委員会

摘要

国立大学法人評価委員会は6日、2012年度の業務実績に関する評価結果を取りまとめた。90法人全てが、法人の基本的な目標に沿って計画的に進捗している。また10法人が、新たに戦略的·意欲的な計画を策定したことが評価された。北海道大学は、帯広畜産大学、山口大学、鹿児島大学との間で獣医学教育におけるプログラム相互活用、国際認証に向けた情報収集·戦略拠点の形成等の連携体制を構築する。秋田大学は、国際的資源学の世界的教育拠点を形成するため、学長が学部長を指名するなど、次世代型学部運営を導入した新学部設置を目指す。千葉大学と金沢大学は、長崎大学と連携して予防医科学分野の共同大学院の設置を目指す。長岡技術科学大学と豊橋技術科学大学は、国立高等専門学校機構と連携して教育改革を推進し、世界で活躍し、イノべーションを起こす実践的技術者を育成する。名古屋大学は、愛知教育大学、三重大学と連携して、海外拠点等を活用し、アジアを中心とする国際人材育成の推進を目指す。