原発作業対応ロボ改良版は水陸両用

摘要

千葉工業大学未来ロボット技術研究センター(fuRo：古田貴之所長)は9月25日、原子力分野向けの新型ロボット「櫻弍號(さくらにごう)」を開発し、デモンストレーションを行った。2011年から福島第一原子力発電所の調査で用いられている「原発対応版Quince(クインス)」の知見を元に新たに開発した櫻シリーズの2号機。クインスで改良を重ねてきたソフトウェア群と操作性は継承し、これまでにない防水性や防塵性などの機能を兼ね備えて水中作業に対応した。三菱重工と8月に技術協力協定を締結し、生産・販売はライセンス契約により同社が行う。動画が同センターWebサイトに掲載されているほか、12月から同大東京スカイツリータウンキャンパスで公開が予定されている。価格は注文制のため仕様により異なる。