社会の持続的発展に貢献 東京工科大が工学部新設

摘要

東京工科大学(軽部征夫学長)は、持続的発展が可能な社会の実現に貢献する「サステイナブルエ学」の体系的な教育や、独自の産学連携「コーオプ教育」などを取り入れた工学部を来年4月に新設する。サステイナブル工学とは、生活や社会の質の向上、経済的な繁栄を同時に実現し、工学的な観点から持続可能な発展に貢献しようとする学問。材料調達から製造、消費、再利用、廃棄に至る工業製品のライフサイクル全体を、こうした観点から設計•評価するライフサイクル思考をべースにしている。一方、コーオプ教育は、従来のインターシップを発展させた、実践的な産学連携型のキャリア教育を目指す。企業と大学が連携してマネージメントを行う教育プログラムのもと、長期間にわたる就業体験の中で、学生は大学で学んだ知識を発展させるとともに、体験を通して得た問題解決力を大学での学習に反映させることができる。また学生は責任ある業務を任され、賃金対価を得ることなどを特徴としている。