東海大、3研究機関が合同シンポ

摘要

東海大学は7月25日、総合医学研究所•糖鎖科学研究所台•創造科学技術研究機構の第6回合同シンポジウムを湘南キャンパス(神奈川県平塚巿北金目)で開催した=写真。同大では総合医学研究所(滝澤俊也所長)ど糖鎖科学研究所(鈴木明身所長)が相互の研究成果発表を合同で行うことで交流を促進してきたが、今回は創造科学技術研究機構も加わり、共同研究へつなげる目的をさらに強化した。シンポジウムには教員、研究員、大学院生らが参加した。冒頭の挨拶で橋本巨副学長は、「この合同シンポジウムも含めて総合医学研究所と糖鎖科学研究所の地道な研究•活動のおかげで、国が盛んに言っている『異分野の統合•コラボレーション』が、本学の中堅職員や、若手教員を中心に進み、医•工の連携や、海洋•農学などを巻き込んだ活動のおかげで、いくつもの成果や研究環境への良い兆候が芽生えてきている。本学が目指す研究の峰がいくつもできつつある」と述べた。シンポジウムでは、創造科学技術研究機構の「α—キメリン遺伝子変異マウスにおける第Ⅲ脳神経機能異常の解析」ほか1件、糖鎖研究所の「質量分析による絶対配置決定法の開発」ほか1件、総合医学研究所の「腎臓病の拡大機序」ほか3件の発表が行われた。