開発途上国向けに開発富士フイルムとFINDが契約

摘要

富士フイルムは、スイスの非営利組織FIND(Foundation for Innovative New Diagnostics)と、銀塩増幅技術を応用したイムノクロマト法による、結核の高感度•迅速診断キットに関する共同開発契約を締結した。FINDは、開発途上国に適した感染症の新たな診断技術の開発と普及を目的とした活動を進めている組織で、両者は今後、簡便、迅速、安価で、高い診断能を備えた、開発途上国向け結核迅速診断キットの開発に取り組む。この共同開発は、日本発の革新的な治療薬、ワクチン、診断薬の創出を目的とするグローバルへルス技術振興基金(GHITe Fund)に採択されており、2億1600万円の助成を受ける。開発期間は、平成28年4月から29年10月までの1年7カ月を予定している。