絶縁体の帯電位置特定静電気スキャナー開発産総研、数年内の実用化めざす

摘要

産業技術総合研究所製造技術研究部門の菊永和也主任研究員、寺崎正研究グループ長は、対象物の静電気を読み取り、画像として可視化するスキャナーを開発した。製造現場に存在する静電気を帯びやすい絕緣材料の詳細な帯電位置を特定し、有効な静電気対策が行えると考えられる。製造業では、製造プロセスの自動化と高度な情報技術の導入により、工場群全体の生産性·稼働効率を向上させるためのスマートマニュファクチャリングの技術開発が進められている。製造工場では、様女なセンサーを活用して生産にかかわる環境や状況どのデータをし、生産ロボット•システムが自律的に生産方法などを判断することで、製造プロセス全体を高効率化できる。