生体認証データ伝送量子暗号による高秘匿技術で実現スポーツ選手用電子カルテなどサーバ管理技術に応用•試験利用

摘要

このシステムは、量子暗号ネットワーク上にカメラ•サーバおよび閾値秘密分散により分散ストレージされた認証用参照データサーバを設置し、不正アクセスや参照データ消失のリスクを極めて低くした安全なシステムである。生体認証は、簡単に本人確認ができ、パスワードなどの紛失の危険性もない便利な認証技術である。しかし、その情報が盗まれた場合は、変更できないという課題もある。この課題解消のために、認証時のデータ伝送を量子暗号で秘匿化し、認証用参照データを閾値秘密分散で保管•管理することで、量子コンピューターを使つたとしても理論上は漏洩盗聴が不可能なシステムを今回開発した。