生物学的製剤で関節リウマチ治療は進歩 新薬「シムジア」の有効性 プレスセミナーで解説

摘要

関節リウマチ治療の新たな生物学的製剤「シムジア(一般名：セルトリズマブぺゴル)」の販売準備を進めているアステラス製薬と開発元のユーシービージャパンは、関節リウマチの現状と「シムジア」について解説するプレスセミナーを2月28日開催した。講師を務めた山中寿氏(東京女子医科大学付属膠原病リウマチ痛風センター所長)は、関節リウマチに対する生物学的製剤が登場して以来、現在では関節破壊の進行をかなり止められるまで治療が進歩したとして、将来、関節リウマチは治る病気になるという期待感も出てきた評価。既存の生物学的製剤6剤に加えて新登場する「シムジァ」についても、臨床試験で関節破壊抑制など優れた効果が確認できたとした。