プログラマブルな高機能仮想網 日米間マルチドメイン環境で実現東大、NTT、ユタ大などが実験

摘要

東京大学大学院情報学環とNTT、KDDI研究所、日立製作所、NEC、富士通の6者は、米国ユタ大学の協力を得て、日米のネットワーク仮想化テストベッドを相互に結んだ広域仮想網「日米ネットワーク仮想化テストべッド」を用い、日米間にまたがるマルチドメイン環境で、プログラマブルに制御できる新たな仮想網の構築に世界で初めて成功した。相互接続したのは、情報通信研究機構(NICT)がJGN-X上で運用するネットワーク仮想化テストべッドと、米国科学財団(NSF)が推進するGENIテストベッドの一つであるProtoGENIである。今回の成功により、従来のインターネットでは実現することのできなかった、新しいネットワークサービスに関する国際実証実験が可能となるため、今後は、世界レベルで新世代ネットワーク技術の実用化に向けた研究開発が加速されそうだ。