「衛星測位に関する日欧協力取決め」に署名官名ラウンドテーブルも開催

摘要

内閣府の宇宙開発戦略推進事務局と欧州委員会(EC)は3月8日、「衛星測位に関する日欧協力取決め」に署名した。期間は3年間だが、延長も可能な枠組みとなっている。 日本の準天頂衛星システム(QZSS)と欧州の測位衛星システム(Galileo:ガリレオ)を利用した産業、技術協力を推進するもので、宇宙の民生利用について情報交換したり、測位衛星の民生利用を日欧で連携して支援していく。この枠組みでは、官民ワーキンググループを年に1回程度、日欧相互で開催する。特に両システムで共通して持っているL6／M6信号(中心周波数：1278.75MHz)を使ったセンチメートル級の測位補強サービスを利用して、自動運転やITS(高度道路交通システム)、船舶、鉄道、航空、建設、農業分野等での活用を目指す。