窒化ガリウム研究開発拠点名古屋大に完成

摘要

GaNには、さまざまな優れた特性があり、無線通信用の高周波デバイス、電力制御用のパワーデバイス、医療·化学分析で使用する紫外発光デバイスなどへの応用が期待されている。しかし、青色発光ダイオードがそうであったように、その実用化には大きな「死の谷」を克服しなければならない。そこで省エネルギー社会実現に資する次世代半導体研究開発(研究代表=天野浩·名大教授)では、名大を中核機関として、名城大、名工大、豊田工大、愛知工大、大阪大、東工大、東北大、筑波大、三重大、山口大、京大、東大、北大、早稲田大、物質·材料研究機構、産業技術総合研究所、豊田中研、豊田合成、三菱電機、富士電機、小糸製作所などが、産官学のオールジャパン体制でGaNの新たな展開に取り組んでいる。