年間予算325億円5年間実施内閤府のSIP制度検証

摘要

年間325億円の予算を投じて今年度末までの5年間実施している、内閣府の戦略的イノべーション創造プログラム(SIP)。省庁連携と社会実装を大きなテーマとしていたSIPは、制度として、どのように機能し、今年始まった第2期に何を活かせるのか。内閽府の政府評価ヮーキンググループは、中間とりまとめ案をガバニングボード(CSTI有識者議員等で構成)に報告した。来年2月にも正式なとりまとめを行う予定。塚本健二座長(大阪大学産業科学研究協会理事長)は「社会実装を行う中で、様々な制度的な壁があったり、地方との連携が必要な時、ガバニングボードがより積極的に関与するべきであつた」と課題を指摘している。