ImPACTの量子人工脳に追加予算

摘要

内閣府は、革新的研究開発推進プログラム(ImPACT)の量子人工脳プロジェクト(山本喜久PM)に追加予算を配分し、実問題を解くことのできる10万量子ビットの実用機を18年度中に完成させる方針を決めた。プロジェクトではこれまで、光の量子効果を応用した新型コンビュータ(コヒーレント•イジングマシン：QNN)などを開発し、最大2000組(量子ビット)の組み合わせ最適化問題(400万ビット間結合)から瞬時に最適解を導き出すことに成功している。また昨年11月からはクラウド公開し、既に120万アクセスがあるなど注目を集めている。