極端紫外放射の屈折制

摘要

極端紫外域の屈折光学素子について、マックス•ボルン研究所のL•Dres-cher 氏らが報告している。(ネィチヤ17734号)屈折は、物質を通って伝搬する光波の方向が変化するよく知られた光学現象である。屈折に基づく顕微鏡やレンズヽプリズムは、可視、赤外、紫外、X線波長の光ビームの制御に不可欠なッールである。この数十年の間に、実験室環境ゃ大規模施設において、様々な極端紫外光源ゃ軟X線源が開発されてきた。しかし、極端紫外放射は物質中で強く吸収されるためヽこのスぺクトル領域の屈折レンズや屈折プリズムの開発が阻まれており、代わりに反射鏡や回折によるフレネルゾーンプレートが集束に用いられている。